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クローゼットに扉、本当に必要不可欠なの?

2025.07.14

クローゼットに扉、本当に必要不可欠なの?

コストも使いやすさも考えた収納プランの選び方


家づくりの打ち合わせの中で、意外と迷われるポイントのひとつがこちら:

「クローゼットに扉って、つけた方がいいですか?」
「コストカットを考えると、無くしてもいいかも…?」

たしかに、収納の扉は“あって当たり前”のように思えますが、
最近ではあえて「扉なしクローゼット(オープン収納)」を選ぶ方も増えてきています。

今回は、そんな「扉アリ vs 扉ナシ」のメリット・デメリットを比較しながら、
コストと暮らしやすさの視点で考えてみましょう!


 

扉ありクローゼットのメリット・デメリット

✅ メリット

  • 中が見えないので生活感を隠せる
  • ホコリが入りにくく、衣類が清潔に保ちやすい
  • 見た目がスッキリ整いやすい(来客時にも◎)

⚠️ デメリット

  • 扉を開けるためのスペースが必要(引き戸でも開閉スペースは必要)
  • 扉のぶんだけ建材コストが発生
  • 扉の開け閉めが地味に手間…という声も

 

扉なしクローゼット(オープン収納)のメリット・デメリット

✅ メリット

  • 扉がない分、コストをカットできる
  • 開け閉め不要で動線がスムーズ
  • 圧迫感がなく、空間が広く見える
  • お子さんにも「自分でしまう・取る」がしやすい

⚠️ デメリット

  • 中身が常に見えるため、片づけの習慣が必要
  • 来客時に目隠しがないと気になることも
  • ホコリが入りやすく、こまめな掃除が必要

実際にどれくらいコスト差がある?

一例として:

  • 標準的な折れ戸・引き戸(幅1.5~2m)
    → 約4~10万円前後(建材・施工費込)

仮に3~4カ所の収納で扉を省略すれば、
25万円以上のコストカットにつながることも。

→ 他の設備や素材に予算を回したい方には、意外と効果的な節約ポイントです。


どんな場所なら「扉なし」が向いてる?

おすすめはこんな場所:

  • ✅ 子ども部屋の収納(使いやすさ・片づけ習慣のため)
  • ✅ 寝室のウォークインクローゼット(見せる収納感覚)
  • ✅ パントリーや洗面横のタオル収納(動線重視)
  • ✅ 書斎・趣味部屋の本棚収納(あえて見せる収納)

一方で、来客の目に入りやすい場所や、生活感を隠したい場所は扉ありの方が安心かもしれません。


まとめ:「扉=絶対必要」ではありません!

収納に扉をつけるかどうかは、
見た目のスッキリ感・コスト・掃除のしやすさ・使いやすさ…さまざまな要素のバランスで決まります。

「見えない方が気がラク!」という方もいれば、
「使いやすさ重視で開けっぱなし派だから、いっそ扉いらないかも」という方も。

家づくりの正解は一つではありません。

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