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家を建てる前に知っておきたい「固定資産税」基礎知識

2025.06.23

家を建てる前に知っておきたい「固定資産税」基礎知識

家づくりに欠かせない知識の一つが「固定資産税」。
土地や建物にかかり、毎年支払うランニングコストだからこそ、住宅ローンを組む前にしっかり理解しておくことが大切です。本日は、岐阜市での地価を目安に具体的な数字とともにご紹介します!

 

固定資産税とは?

固定資産税は、毎年1月1日時点の土地と建物の評価額に対して、市町村が課税する地方税です。

  • 税額の目安:評価額 × 1.4%(標準税率)
  • 一般住宅には減税特例があり、建物部分は当初数年間、税額が半分になります。

 

岐阜市の土地評価額(2025年度)

住宅地の固定資産税評価額(路線価ベース)は、坪単価 約16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。

 

土地50坪(約165㎡)・30坪(約99㎡)の税額目安

▶ 50坪(約165㎡)

  1. 評価額:165㎡ × 5.0万円 = 825万円
  2. 軽減特例(小規模住宅用地:200㎡以下は1/6):825万円 × 1/6 ≈ 137.5万円
  3. 税額:137.5万円 × 1.4% ≈ 約1万9,250円/年

▶ 30坪(約99㎡)

  1. 評価額:99㎡ × 5.0万円 = 495万円
  2. 軽減特例(同じく1/6適用):495万円 × 1/6 ≈ 82.5万円
  3. 税額:82.5万円 × 1.4% ≈ 約1万1,550円/年

 

建物部分の評価と税額(例:延床面積100㎡)

建物評価は、再建築費の約60%が基準。
岐阜市の目安は 約12万円/㎡(一戸建て木造)とされています。

  • 評価額:100㎡ × 12万円 = 1,200万円
  • 新築減税(当初3年間半額適用)
  • 税額:1,200万円 × 1.4% × 1/2 ≈ 約8万4,000円/年

 

土地+建物の固定資産税 年間目安

土地面積 土地税額 建物税額 合計(年)
50坪 約1万9,250円 約8万4,000円 約10万3,250円
30坪 約1万1,550円 約8万4,000円 約9万5,550円

※いずれも新築から3年間の税額軽減中の場合です。

 

固定資産税の「3つのチェックポイント」

  1. 小規模住宅用地の特例(200㎡以下、1/6減額)は永続的
  2. 建物の減税(1/2)は、新築時のみ3年間(長期優良住宅は5年間)
  3. 外構・カーポート・物置も対象となる可能性あり、建築費以外も税金対象に

 

まとめ:毎年の支出も見越した賢い家づくりを

年間10万3250円ということは、月々で8,600円ほど。住宅ローンを組む際には、この金額をあわせて金額を検討しましょう。

  • 固定資産税は「必ず毎年かかる費用」。
  • 土地の広さや建物の種類で税額は大きく変動。
  • 家づくりの初期段階で土地面積・建物計画・減税特例まで含めて検討することで、未来の家計の負担を軽減できます

 

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