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2025.11.25

 2026年、住宅価格は下がる?「今、急ぐべきか、待つべきか」

はじめに:

高騰が止まらない建築費の現状

現在の住宅価格の高騰は、皆様の不安の種であり、私たち住宅会社も注視している最重要課題です。

最新の調査データによると、建築費は2020年比で平均30%の高騰、高止まりを続けており、この上昇は「一時的なブーム」ではなく、「構造的な変化」によるものです。特に、国土交通省のデータでも、木材や鉄鋼材料といった主要資材の価格が高水準で推移しています。

では、この高騰はいつまで続くのでしょうか?特に気になる2026年の見通しについて、短期・中期の視点で解説します。


📈 短期予測(2026年前半):残念ながら「高止まり継続」

まず結論からお伝えします。2026年前半にかけて、建築費が大きく下落する可能性は極めて低いと予測されています。

この高止まりの背景には、資材価格の高騰に加え、人件費の上昇や省エネ基準義務化に伴うコスト増が重なっているためです。つまり、待ったとしても2026年の春頃までは、今とほぼ変わらない価格水準が続くと考えられます。

🚨 2026年前半に購入を検討するお客様へ

「急ぐ必要あり」の期間とされています。特に、以下の条件に当てはまる方は、早めの行動がおすすめです。

* お子様の進学など、入居時期のタイムリミットがある方
* 住宅ローン控除など、現行制度の優遇を確実に受けたい方


📉 中期予測(2026年後半〜2027年):調整局面入りの可能性

明るい兆しが見え始めるのは、2026年後半から2027年にかけてです。

この時期から、徐々に建築費の調整局面に入る可能性があります。その主な理由は以下の通りです。

1. 世界経済の安定化:資源価格が落ち着きを取り戻す
2. 物流の正常化: コンテナ不足解消や海上輸送費の安定
3. 技術革新の効果:建設DXや自動化による生産性の向上
4. 住宅需要の調整: 金利上昇や人口減少による需要の緩やかな減少

これらの要因が複合的に作用することで、現在までの急激な高騰は一旦落ち着き、緩やかな価格の調整が期待されます。


 

結論:2026年、急ぐべきか?待つべきか?

この記事の質問に戻ります。

Q. 2026年に住宅価格は下がる?

A. 2026年前半は下がらない可能性が高い。後半から緩やかな調整が始まる可能性があります。

Q. 今、新築購入は急ぐべき?待つべき?

結論は、お客様の「生活計画」と「資金計画」によります。

✅ 急ぐべき人 (2026年前半までに着工を検討)

* 今すぐ住みたい、生活の節目が決まっている方
* 地価上昇が激しい地域で土地探しから始める方
* 現行の住宅ローン優遇制度を確実に利用したい方

⏳ 待つことも選択肢の人 (2027年以降の着工も可能)

入居時期に柔軟性があり、価格調整を最優先したい方
すでに優良な土地を所有しており、建築費の動向だけを考慮すれば良い方

💡 営業担当者からのアドバイス

建築費が仮に数年後に10%下落したとしても、金利がその間に上昇すれば、総支払額はかえって増える可能性があります。

最も大切なのは、「建築費と金利、トータルの資金計画で判断する」ことです。

 

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