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2025.11.06
【冬でも暖房に頼らない】寒くない寝室のつくり方と住まいの工夫
朝起きたとき、「布団から出たくない…」と感じる寒さになってきましたね。
特に晴れの日は放射冷却で朝晩が冷え込みますが、住宅の断熱性や窓まわりの工夫で快適さが大きく変わります。
今回は、「寒くない寝室」「冬も暖房いらずの家」をテーマに、これから家を建てる方・今の住まいで寒さを感じる方の両方に役立つポイントをご紹介します。
■ 家を建てる方へ:「断熱」と「気流」を意識した設計を
寒さ対策で最も効果的なのは、家そのものの断熱性能を高めることです。
寝室を暖かく保つには次のような工夫が有効です。
・窓の断熱性能を高める(Low-E複層ガラスや樹脂サッシ)
・寝室を北側に配置しない、または外壁側に断熱材を厚く入れる
・気密性を確保して、すき間風を防ぐ
・1階と2階の温度差を小さくする空調計画
こうした設計を行うと、エアコンに頼らずとも朝まで快適な温度が保たれ、電気代の節約や健康維持にもつながります。
■ 今の住まい・賃貸でもできる「寒さ対策」
「今の家でできることはある?」という方にも、すぐに実践できる工夫があります。
・ 雨戸やシャッターを閉める:夜の冷気を遮断し、窓からの放射冷却を防ぐ
・ 厚手のカーテンを取り付けて断熱
・ベッドや布団を外壁側から離す:壁から伝わる冷気を避ける
・ 足元に小さなラグやマットを敷いて床冷えを防ぐ
・ ドア下のすき間テープで冷気の侵入を防ぐ
こうした小さな工夫の積み重ねで、寝室の体感温度は驚くほど変わります。
■ 暖かい寝室がもたらす健康効果
寒い寝室は、睡眠の質を下げるだけでなく、血圧上昇やヒートショックの原因にもなります。
特に高齢の方やお子さんのいるご家庭では、「夜中のトイレで寒暖差に驚く」ことがないよう、
家全体をやわらかく包み込むような断熱・気密計画が理想です。
■ まとめ
「暖房を強くする」よりも、「熱を逃がさない家づくり・暮らし方」が、結果的に省エネで健康的。これから寒くなる季節ですが、寒さ対策をして風邪などひかれませんよう、ご自愛ください。



