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2025.09.10
スマートホーム時代に考える、コンセントの配置と数の目安
家づくりで案外後悔するポイントが「コンセントの位置と数」。
スマートホーム化や家電の進化により、昔よりも必要数が増えています。
さらに、今は不要でも お子様が増えたときやペットを飼い始めたとき、家電や機器が増えるケースも少なくありません。
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なぜ増える?現代のコンセント需要
• スマート家電の普及
スマートスピーカー、見守りカメラ、ロボット掃除機、スマート照明など、常時電源が必要な家電が増加。
• 充電機器の多様化
スマホ・タブレット・ノートPC・ゲーム機など、家族人数分の充電スポットが必要。
• ライフスタイルの変化
子どもが成長して学習机やPCを使い始める、ペット用の自動給餌機や空気清浄機を設置するなど、暮らしの変化でコンセントの需要は変わります。
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部屋別・コンセント配置のポイントと注意点
🛋 リビング
• TV周りは4〜6口程度が目安(テレビ・レコーダー・ゲーム機・ルーターなど)
• ロボット掃除機の充電基地用に床近くの位置も確保
• 季節家電(加湿器・扇風機など)用に余裕を持たせる
⚠️ 暖房器具や大型加湿器などは消費電力が大きく、たこ足配線では発熱・火災のリスクがあります。
🍳 キッチン
• 調理家電用(電子レンジ・炊飯器・トースターなど)で最低4〜6口
• ハンドブレンダーやコーヒーメーカー用のスポットも便利
• 冷蔵庫は専用回路で安全確保 ⚠️ 電子レンジや電気ケトル、オーブントースターなどは特に消費電力が大きく、同じタップに複数つなぐとブレーカーが落ちたり発熱の危険があります。
🛏 寝室・子ども部屋
• ベッド脇に2口以上(スマホ充電・照明)
• 将来の机やPC設置を見越して壁面にも配置
⚠️ 電気ストーブやホットカーペットなどの冬用家電は消費電力が高め。専用回路や安全ブレーカー付きタップの利用が安心です。
🚪 玄関
• 電動自転車のバッテリー充電用
• 季節装飾や防犯カメラ設置にも活用
⚠️ 電動工具や高出力の充電器も長時間使用は熱を持ちやすいので注意。
🐾 ペットスペース
• 自動給餌機・給水器・ペットカメラ・空気清浄機などで複数口必要になることも
• コードをかじられない高さに設置する工夫も重要
⚠️ ヒーター付きペットベッドなどは小型でも消費電力が大きい製品があるため、必ず仕様を確認しましょう。
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将来を見越したプランが大切
• 「今の家電数+2〜3口」の余裕を持たせる
• 壁面だけでなく床近く・腰高・天井近くなど高さのバリエーションも検討
• 屋外(駐車場や庭)にも必要に応じて設置
• 消費電力の大きい家電は専用回路や分散配置で安全性を確保
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✅ まとめ
コンセント計画は「今の暮らし」だけで決めると、数年後に延長コードだらけになるリスクがあります。
さらに、スマート家電や大電力家電は安全面の配慮も欠かせません。
家族構成やライフスタイルの変化を見据えて、快適かつ安全な暮らしを設計しましょう。