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2025.09.03

家づくりで考える防災対策|家族と守る暮らしのポイント

日本各地で地震や台風だけではなく、近年は大雨災害も多くなっています。
「防災」というと非常食や避難所を思い浮かべがちですが、実は家づくりの段階からできる防災対策もたくさんあります。

今回は、土地選びから日常の備え、さらにペットや小さなお子様がいるご家庭向けの工夫まで、家族と共有したい防災のポイントをまとめました。


1. 土地選びでできる防災

家を建てる前に重要なのが「立地」です。

ハザードマップの確認
洪水・土砂災害・津波などのリスクを必ずチェック。市区町村のホームページや役所で確認できます。

避難所への距離
徒歩で安全に行ける距離かどうかを確認しておくと安心。

地盤調査
液状化リスクや軟弱地盤でないかも大切な判断基準です。


2. 家の中の安全対策

地震の揺れで大きなケガをする原因は「家具の転倒」です。

家具の固定
L字金具や耐震ポールで家具を壁や天井にしっかり固定。

寝室の配置
タンスや本棚はベッド横に置かない。倒れても避難経路をふさがない配置に。

ドアの確保
地震でゆがんで開かなくなることがあるため、窓や勝手口など複数の避難経路を確保しておく。


3. 食料と生活用品の備え

「非常食セットを一度買って終わり」ではなく、普段の生活に組み込むことが大切です。

ローリングストック法
日常で使う食品・飲料を少し多めに買い、使ったら買い足す習慣。
例:水・レトルト食品・カセットコンロ・電池など。

家づくりの段階で、ローリングストックを意識した広さのパントリーを作ると◎

停電対策
モバイルバッテリーやソーラー充電器も役立ちます。


4. ペットや小さなお子様がいる場合の注意点

家族構成によって必要な備えは変わります。

🐶🐱 ペットを飼っている場合

ペット用フードやトイレシーツを多めにストック

避難所によってはペット不可の場合があるため、ペット同行避難可能な場所を事前に確認

キャリーケースやハーネスに普段から慣らしておく

👶 小さいお子様がいる場合

ミルク・離乳食・オムツなど年齢に合わせた備蓄を

簡易トイレやおしりふきは大人も子どもも共通で使えて便利

避難生活では子どもの安心感が大切。お気に入りの毛布やおもちゃ、食べなれたおやつも準備。


5. 家族で話し合っておきたいこと

地震があったらどの出口から逃げるか

家族が離れているときの連絡手段(災害用伝言ダイヤルなど)

避難所や集合場所を2か所以上決めておく


まとめ

防災は「家を建てるとき」から始まっています。

・土地選びでリスクを減らす

・家具の固定や避難経路を工夫する

・ローリングストックで日常から備える

・ペットや子どものために専用の準備をする

こうした小さな工夫が、いざという時に大きな安心につながります。

 

 

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