ニュース / ブログ

2025.09.08

【変動金利 vs フラット35】今、ローンを借りるならどちらが正解?

住宅ローンの金利タイプ選びは多くの方が迷うところ。
特に変動金利の低さに惹かれつつも、将来の金利上昇に不安を抱く声が増えています。

この記事では、現在の金利相場と今後の見通しを踏まえて、フラット35(全期間固定)と変動金利の違いや選び方をわかりやすく整理しました。


住宅ローン金利の最新動向(2025年8月末)

変動金利:おおよそ 0.6~0.7%と、1年ほど前の0.3~0.4%から上昇しました

フラット35(全期間固定・団信込み):代表的な金利は 1.87%程度と、7月から0.03%ほど引き上げられています

金利差は依然として大きく、1.1%前後の差がありますが、両金利とも上昇基調にあることは見逃せません。


後の金利動向について

政策金利は2025年1月に0.5%まで引き上げられ、将来的なさらなる利上げの可能性も残されています

変動金利は今後数年かけて徐々に上がる可能性が高く、エコノミストの多くが中期的には金利上昇を想定しています


どのタイミングで「損得」が逆転するか?

一般的な目安では、変動金利が1.4%~1.5%以上になると、フラット35(金利約1.87%)と返済総額がほぼ同じになるとされています。

例:3,000万円を35年借入した場合の試算

変動金利1.5% → 総返済額:約3,970万円

フラット35固定1.87% → 総返済額:約4,180万円(約210万円の差)

→ 変動金利が今後1.5%を超えるようなら、最初から固定を選ぶ安心感は大きいと言えます。


フラット35のメリット・注意点

🌸メリット

完済まで金利が変わらず、返済計画が立てやすい

将来金利上昇への備えとして安心感がある

長期返済(30年以上)や教育費など出費が重なる家庭ほど相性◎

⚠注意点

短期の転居やリフォーム・借換を見込む方には、当初の金利が割高になりがち

長く住み続ける予定のある住まいにはベストの選択肢と言えます


現在のまとめ(2025年8月末)

変動金利(0.6~0.7%)に向いている人
・返済期間を15年以内と短く考えている
・近い将来転居や借り換えの可能性がある
・金利上昇に対応できる経済的余裕がある

フラット35(約1.87%)に向いている人
・返済期間が30~35年と長期
・将来金利の上昇が不安
・安定的な返済計画を重視
・長く住む家を想定している


最後に|住宅ローンの金利は“保険”のようなもの

住宅ローン金利の選び方は、数字だけで決まるものではありません。

変動金利は「リスクを取って低さを享受」

固定金利は「安心を買うために少し支払う」

今のように金利が上昇局面にある時こそ、フラット35の「安心感」が評価されています。

一覧に戻る

PAGE TOP