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2025.09.01

猫と安全・快適に暮らせる家づくりのポイント

注文住宅だからできる、健康・安全・快適性を両立した工夫

室内で暮らす猫にとって、住まいの安全性と快適性は生涯にわたる生活の質を左右します。
脱走防止や怪我の防止はもちろん、近年の猛暑では暑さ対策と熱中症予防も欠かせません。
ここでは、猫の習性と安全面の両方を考えた家づくりの工夫をご紹介します。


① 暑さ対策と快適な室温管理
夏場の室内飼いでは、留守番時もエアコンは必須です。室温が28℃を超えると熱中症の危険が高まり、高齢猫や短頭種、持病のある猫は特に注意が必要です。
冷房効率を上げるために、断熱性の高い窓・遮熱カーテン・二重サッシなどを取り入れると、省エネ効果も期待できます。
また、ペットドアはロック機能付きにすると、冷房の効かない部屋や直射日光の当たる場所に猫が入り込むのを防げます。
留守中の様子を確認できるペットカメラは、コードが噛まれないよう1.5m以上の高い位置に設置し、コンセントも高めに配置しましょう。


② 安全性を確保したキャットステップ・キャットウォーク
猫は上下運動が大好きです。壁面にキャットウォークやステップを設ければ運動不足を防ぎ、ストレス軽減にもつながります。
ただし、滑りやすい素材や不安定な固定は転倒の原因になります。耐荷重・滑り止め・段差の間隔・高さを猫の年齢や体格に合わせて設計しましょう。
また、人が手を届かせられる範囲とのバランスも重要です。万が一体調を崩したときにもすぐ対応できる配置にしましょう。


③ トイレスペースと動線
猫用トイレは、換気がしやすく掃除がしやすい場所が理想です。階段下や洗面所横など、生活動線に配慮した位置を選びましょう。
ゴミ箱置き場も近くに設けると、片付けやニオイ管理がスムーズになります。
多頭飼いでは「猫の数+1」のトイレ数を用意するのが基本です。


④ 誤飲・感電・脱走防止の工夫
室内でも猫にとって危険な物は多くあります。観葉植物、小物、ふたのないゴミ箱、電気コードなどは誤飲や感電の原因になるため、収納やカバーで防ぎましょう。
玄関や窓には脱走防止の内扉・ロック付き網戸・フェンスを設置し、開閉時の飛び出しを防ぐ動線設計にすると安心です。窓辺は日向ぼっこや外の景色を楽しむ場所でもありますが、安全ロックは必須です。


まとめ
室内猫と安全・快適に暮らすための家づくりは、「猫の行動パターンを理解し、先回りして設計すること」がカギです。
• 夏場は留守番時も冷房必須+省エネ設計
• ロック付きペットドアや高めのコンセントで事故防止
• 安全なキャットウォーク・隠れ場所・動線設計
• 脱走・誤飲・感電のリスク対策

 

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