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2025.08.04
住宅ローンの金利の動きと、これからの見通し
金利は本当に上がるのか?
今回は、今多くのお客様が関心を寄せているテーマ──住宅ローンの金利の動きと、これからの見通しについて解説します。
20年以上続いた超低金利時代が、少しずつ終わりに向かっている今。
私たちは「金利のある世界」へ本当に向かっているのか?
そして家づくりを検討するうえで、どう行動すべきなのか?
2025年7月末時点の最新情報をもとにお伝えします。
🏦 現在の住宅ローン金利(2025年7月時点)
金融機関や審査内容によって多少の差はありますが、おおよその金利水準は以下の通りです:
- 変動金利型:年0.30〜0.60%
- 10年固定型:年1.10〜1.40%
- 全期間固定型(フラット35等):年1.80〜2.00%前後(団信込み)
2024年に日銀がマイナス金利政策を解除し、政策金利は0.50%に引き上げられたことで、固定金利型は上昇傾向にあります。
一方、変動型金利はまだ最低水準に近く、各行が慎重に様子を見ている状況です。
🔍 固定金利と変動金利、どちらを選ぶ?
現在は「変動金利は低水準を維持、固定金利はやや上昇」という局面。
選び方にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
変動金利は…
✔️ 初期返済が軽く、総返済額が少なめ
❗ 将来の金利上昇に備える必要あり(特に借入期間が長い方は注意)
固定金利は…
✔️ 今後の利上げに左右されず安心
❗ 借入当初の返済額はやや高め
👉 「返済計画に余裕があるかどうか」や「何年住む予定か」で判断が分かれます。
📈 金利は今後どうなる?日本の方向性
✅ 日銀の見通しと政策スタンス
日銀は2025年初にマイナス金利を解除し、現在は0.50%の政策金利を維持中。
景気や物価の動向を慎重に見ながら、「年内は据え置き、2026年初めに追加利上げを行う可能性がある」との見方が多数派です。
また、世界的にもインフレ圧力が継続しており、過去のような“ゼロ金利前提”の世界には戻らないと考える専門家も増えています。
🏠 家を建てる人が考えておきたいこと
- 金利が「上がってからでは遅い」
住宅ローンの金利は、0.1%上がるだけで総返済額が数十万円以上増えるケースも。
特に固定金利を検討している方は、「まだ金利が低いうちに」という判断がカギになります。
- 金利だけでなく“光熱費”や“補助金”も総合判断を
今後の家づくりでは、「ローン金利」だけでなく以下の視点も重要です:
- ZEHや高性能住宅による光熱費削減(年間2〜3万円以上)
- 太陽光発電による売電収入
- 長期優良住宅やZEH水準住宅に対する補助金(最大60万〜100万円)
つまり、「金利 × 性能 × 補助金」を見て、生涯支出をトータルで抑える視点が求められます。
✅ まとめ|金利のある世界で後悔しない家づくりを
- 日本はすでに「ゼロ金利の終わり」に差しかかっており、数年内に金利が緩やかに上がる可能性が高い
- 住宅ローンは、借入金額とライフプランに合わせて金利タイプを慎重に選ぶべき時期
📩「私のプランなら月々いくら?」など、
具体的なご相談も大歓迎です。金利も補助金も“動ける今”がチャンスです!