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2025.07.28
「打ち合わせでよく聞く“分かりにくい建築用語”6選」
家づくりの打ち合わせ中、「建具は~」「下がり天井が~」「ダウンライトのLEDが…」といった言葉を聞いて、「それってどういう意味?」と思ったことはありませんか?
今回は、建設会社側は当たり前に使いがちだけど、お客様にとってはちょっとわかりにくい“建築用語”を解説してみます。
- ①建具(たてぐ)ってなに?造作家具のこと?
建具とは、ドア、引き戸、ふすま、窓など、「開け閉めして空間を仕切るもの」の総称です。
- ✅ よく使われる例:「ここは引き戸の建具になりますね」
- ❌ よくある誤解:「造作家具?」「棚の扉?」
👆「家具」ではなく「扉&窓」と覚えておくと◎です。
- ②造作(ぞうさく)ってDIYのこと?
「造作棚」や「造作洗面台」など、よく聞くけれどピンとこないこの言葉。
造作とは、大工さんが現場でつくる“オーダーメイド”の設備や家具のことです。
- ✅ 造作テレビボード → 既製品ではなく、壁と一体化した特注棚
- ✅ 造作洗面台 → 市販の洗面台ではなく、カウンターや収納ごと設計したもの
- ③ダウンライトって何?ライトを下げるの?
ダウンライトは、天井に埋め込まれた照明器具のこと。照明器具自体が出っ張っておらず、すっきりした印象になります。
- ✅ よく使われる場所:トイレ・洗面・廊下・LDKの一部
- ❌ よくある誤解:「吊り下げライトのこと?」→それは「ペンダントライト」です!
- ④トップライトと関係あるの?
名前が似ていますが、トップライトは「天窓」のこと。
屋根に取り付ける採光用の窓で、吹き抜け空間やロフトなどで活躍します。
- トップライト → 光を採り入れる「窓」
- ダウンライト → 光を照らす「照明」
似ているけど全然違う、建築あるあるです。
- ⑤下がり天井って何?天井が低くなるの?
その名の通り、天井の一部が意図的に下がっている部分のこと。
- ✅ キッチンやダイニングの天井を少し下げることで空間にメリハリをつける。
- ✅ 間接照明を仕込むために使うことも。
👆デザインのアクセントや「落ち着き感」を演出するテクニックです。
- ⑥蹴込(けこみ)って何?階段と関係あるの?
蹴込(けこみ)は、階段の「垂直部分」のこと。
段と段の間の立ち上がり部分ですね。
- 「蹴込み板あり」→ 足元が安心する階段
- 「蹴込み板なし」→ 抜け感があり、おしゃれな階段(オープン階段)
まとめ
建築の世界には、普段あまり聞かない言葉がたくさんあります。
打ち合わせの中で「?」と思ったら、ぜひ遠慮なくご質問くださいね。