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2025.07.07
最近の夏、エアコンのない場所が暑すぎると思いませんか
〜断熱と電気代の話、今だからこそ見直したい〜
ここ10年、夏の暑さが異常レベルに感じられるようになってきました。
リビングはエアコンで快適だけど、ふと洗面所や脱衣所に行くと…
「もわっとした空気がこもっていて、汗が噴き出す」
「朝の身支度中にメイクが崩れる」
「お風呂から上がったらすぐまた汗をかく…」
こんな声を、お客様からも社内からもよく聞きます。
実はそれ、“断熱性能”が大きく関係しているんです。
◆ エアコンが届かない場所こそ、断熱が重要!
洗面所・脱衣所・トイレなど、冷暖房が設置されていない空間は、家の中でも外気温の影響を強く受ける場所です。
その理由は、断熱材の不足や、熱の出入りが多い場所だから。
- 壁や床の断熱が弱いと、夏は熱がこもる
- 気密性が低いと、外の熱気がどんどん入ってくる
- 換気口や窓からも、熱がじわじわ侵入
冷暖房を使っている部屋との温度差が大きくなるのも問題です。
ヒートショックならぬ「ヒートストレス」の原因になることもあります。
◆ 電気代の問題にも直結します
ここでもうひとつ、気になるのが電気代の高騰です。
📈 この10年で、家庭の電気代は大きく上昇
- 2014年頃と比較して、平均で約25〜30%上がったという調査も
- 特に2022年〜2023年には、燃料費調整の高騰や円安の影響で大幅に上昇
- 電力会社によっては、過去10年で40〜50%アップしているケースもあります
つまり、冷房をつければつけるほど、家計への負担が重くなっていく…。
その結果、
「節電したいけど、暑くてつけざるを得ない」
「洗面所が暑いけど、エアコンをつけるわけにもいかない」
といった“我慢”が生まれてしまうのです。
◆ 断熱性能が高い家は、光熱費にもやさしい!
そこで見直していただきたいのが、家の断熱性能(UA値)です。
🔍 UA値ってなに?
UA値(外皮平均熱貫流率)とは、家の中からどれだけ熱が逃げるかを数値化したもの。
数字が小さいほど断熱性能が高く、冷暖房が効きやすくなります。
岐阜市を含む地域では、UA値0.6以下がZEH基準。この基準を満たす高断熱住宅のご提案が可能です。
◆ 洗面所・脱衣所にも“快適さ”を
「どうせ短時間しか使わないから」と思われがちな洗面所ですが、
1日に何度も使う場所であり、暑さ・寒さがじわじわとストレスになります。
- 壁・床の断熱材をしっかり入れる
- 気密性を高めて、外気を遮断する
こうした設計で、洗面所も“快適ゾーン”に変わります。
◆ まとめ:断熱は「快適さ」と「家計」の両方を守る
最近の夏は、命の危険すら感じるレベルの暑さ。
冷暖房だけに頼らず、「熱を入れない・逃がさない家づくり」がますます大切になってきました。
- エアコンの効きがいい=電気代が抑えられる
- 家中の温度差が少ない=ヒートショックも防げる
- 我慢しなくていい=ストレスも減る
「快適な暮らしは、断熱から。」
ぜひ家づくりの際には、目に見えない“性能”にもこだわってみてください。